ボリンジャーバンドとは、移動平均を表す線と、その上下に値動きの幅を示す線を加えた指標のことをいいます。
1980年ころにジョン・ボリンジャー氏が考案した指標で、「価格の大半がこの帯(バンド)の中に収まる」という統計学を応用したテクニカル指標のひとつです。

ボリンジャーバンドの中心となっているのが移動平均線です。
相場は上昇と下降を繰り返しますが、移動平均線あたりで推移していることが多く、移動平均線から極端に離れることは少ないといえます。
この考えに基づいているのがボリンジャーバンドです。

つまり、移動平均線からの乖離が大きくなり、行き過ぎた状態の時に、高い場合は売り、安い場合は買いという逆張り投資によく使われます。

ボリンジャーバンドの中央には移動平均線がありますが、統計学的にその移動平均線の上下の線の間で株価が動く確率が、それぞれ想定されています。

※移動平均線から
一番近い上下線の間で株価が動く確率(1次標準偏差、1σ)=約68.3%
二番目の上下線の間で株価が動く確率(2次標準偏差、2σ)=約95.5%
三番目の上下線の間で株価が動く確率(3次標準偏差、3σ)=約99.7%

では、
「ボリンジャーバンドに触れた後の次の足は反転しやすい」のか、バンドウォークの回数とともに調査しました。

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調査対象はドル円、5分足です。
ボリンジャーバンドに使用する足は20本、バンドの幅には+-2σを使います。
上の計測値は過去4週間分のバンドウォークのデータで、1回(つまり±2σに触れて1回で反転)の確立が53.8%となりました。
ペイアウト率を考慮すると、これだけで勝っていくのは難しいようです。

そこで、
反転しやすい時間、つまり「トレンドが形成されにくい時間」を調査したところ、

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もっとも反発の確率が高くなる時間は日本時間10時と23時。
東京市場やNY市場が開始された直後の時間であるため、大きな動きが働いているのかもしれません。

逆に良くない時間は6~7時の東京市場開始前、17時のロンドン市場開始後、0~2時のNY市場開始後です。
これらの時間帯はトレンドが形成されやすいと考えて、カウンターは避けた方が良さそうです。